「脳を活かす勉強法」 茂木健一郎

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

夜は高校の同窓会の役員会で30周年記念事業の件で同窓会としての意見交換を行った。各関係者の思いのあって、うまくコミュニケーション出来ずに既成事実が先行しており、抗議すべき点と今後の進め方にポイントが集中した。かなりのお金が絡む話なので、金銭的な視点と記念事業としての視点とが同一視されており、いろいろな部分で整理が必要である。
今回の話題とは別に各メンバーでの本業としての仕事の進め方で話題が高まった。中心メンバーは30代後半以降なので、今や会社や所属する団体の中ではある意味中心的な役割を担うポジションにいて、こなしていかなければならないタスクは思いのほか多い。そういった環境なので、如何に効率よく仕事をこなすかは興味の中心になる。書店に行けば各種仕事術的な本が平積みされており、こういったニーズが多いことを裏付けている。ただし、ここに落とし穴がある。書籍なり、ネットにあるやり方やサービスを利用することで事務的、あるいはルーティン的な仕事の効率を上げることは可能であるが、いつしかこれらのツールを使うことが目的となってしまい、本当の目的である「アウトプットを最大化」するとゴールを見失ってしまう。ちょうど茂木健一郎氏の「脳を生かす勉強法」を読んでいた時なので、「瞬間集中法」の話をしたら当然のようにネガティブな反応があった。「瞬間集中法」とは思った一秒後には行うタスクに完全集中することで、「このコーヒーを飲んだら」とか「xx時になったら」といった先延ばし感覚を全く持たないで取り組み姿勢である。これには訓練が必要で、自分にこういったルールを課して、脳が瞬間的に対応可能にすることを意味する。今までとは違う体験なので、最初は辛そうだが自分のものになってしまえば非常に強力な武器になることだろう。僕も挑戦中。
最近の僕の中では短時間でも本を読んで気になる部分は付箋を付けるやり方をしている。これはブログにまとめる時に便利なだけでなく、後から読み返すときにその付箋が僕にとってのインデックスになることから付箋をそのままにして本棚に保管する。やり始めたばかりだが、意外に有効的である。ツールに振り回されず、アウトプットを意識して。