「ゆらぐ脳」 池谷裕二・木村俊介

ゆらぐ脳

ゆらぐ脳

この本は、この本を買おうと思って買ったわけではなく、新宿のジュンク堂の売場を歩き、棚の本が呼びかけたら買おう、と思って購入した一冊。アフォーダンスと言われるが、物体からのメッセージを受け取る、という部分に意識を集中して手にした。結果的には正解でした。
タイトル同様に科学的視点で書かれた文章とも違うし、コラムとして書かれたものでもない。でも、今の僕にとっては仕事上でも生活する上でもたくさんの「気づき」があった。例えば、何でも分解していけば物事の本質を解明できるわけではない、とか、「分かる」と「伝える」、「相関」と「因果」の意味など、仕事や日常のコミュニケーションでも誤解を与えないように気をつけなければいけないことを意識させられた(本書の趣旨とは違うと思うが)。