格差

久しぶりに実家に帰って新聞の広告を見た。日曜日に広告はどこも求人情報のチラシでいっぱいだ(求人があるだけ良い、という判断もあるが)。時給を見ると都心に比べて非常に低いことに驚く。田舎と言っても都心に通勤できない距離ではなく、実際に都心の会社に通勤している同級生もいる。感覚的には1割〜1.5割ぐらい低い感じだろうか。例えば飲食店を考えた場合、そもそもの人口が違うのだから収益力が違うため、結果、人件費にかけられるコストが違うということが原因の一つになっているのかも知れない。
一方で、車で30分程度の範囲に多くのショッピングモールやショッピングセンターが多く存在する。夕方、そのうちの一つに行ったが一番近い駐車場に待ち時間無しで入れることができ、中も混雑している感じは無かった。人口対比で考えると供給量がはるかに上回っていて、どこも成功する感じはしない。
国道と交差する形で走っている県道沿いのコンビニがことごとく閉店していることに目についた。どうも閉店理由は売上げではなく、後継者の問題らしい。つまり若手が出て行ってしまっているようだ。FCの場合、自己資本以外では成功する確率が低いのが普通のため、自身の後継者がいなければ廃業するしかないのだろう。
通勤可能圏でもこのような状態なので、もっと離れた地方は更に状況は酷いのかも知れない。東京中心も考えものである。