「サービスブランディング」 博報堂ブランドコンサルティング

ネット/リアルを問わず、サービス提供型企業のタイプを店舗の有無x契約形態の切り口で分類し、そこに事例を当てはめて紹介しているところは非常に理解しやすい。特にマーケティングやブランドにそれほど強くない人でも、分かりやすいというか、身近に感じながら読み進めることができる。
一方で、タイトルの「ブランディング」という言葉には違和感を感じる。そもそもブランドとは信頼を継続して成り立つものであって広告や広告代理店がブランドを築くものではないはずである。企業が提供するサービスをどううまく伝えていくか、は広告や広告代理店の役割かも知れないが、そもそも長期に渡って愛されるサービスであり、そのサービスを提供していくというフィロソフィが無ければブランドにもならなく、ブランディングも無いのではないか。
最後はちょっと苦しさを感じた。