タクシーエム

最近、東京のタクシーでよく見かけるタクシーエム。後部座席用にTV画面が付いており、音は後ろのボードにスピーカーがある。基本的にはコマーシャルを連続で流すメディアだが、ちょうど映画の紹介をしていて「良いメディアだな」と思った。通常の30秒CMを流すには面白くないのだが、映画のトレーラーを流す(つまりちょっと長めの)には乗車時間を考えるとフィットするコンテンツだと思う。タクシーに乗る人と商材が合っているかはさておき、状況とメディアの関係を考えるとちょっと長めのメッセージを伝えたいものにはフィットしている。JRのドア上のメディアは音声がないが、タクシーエムは音声付きなのでリーチ力も違うだろう。
反対にダメなコンテンツはコンテンツの中でQRコードを出していたもの。商材は何だったかも忘れた。タクシーに乗って、TV画面でCMをやっている時に携帯のカメラでQRコードを読み取って、ネットに繋ぐ人はレアでしょう。
メディアの特性、相手の状況を考えてコンテンツの構成を考えれば使えるメディアですね、タクシーエム。