2008-07-15 「私という運命について」 白石一文 Book 私という運命について作者: 白石一文出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/04/26メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (60件) を見る読みながら何度も泣きました。運命的な出会いは必ずしも会ってからゴールまで平坦な道ではなく、時には遠回りして到達することもある。この話の中に登場するシーンとして、主人公が手紙を読むシーンがあり、その4通が心を打ちます。未来を予感した康の母、佐智子。既に死を覚悟していた沙織。そして亜紀と康のやり取り。物語はこの4通の手紙のための準備でしかない。そしてラストシーン。亡くなった康が約束通りに馬の姿で亜紀にメッセージを届ける。こんな上等の物語を読むことが出来たことに感謝。