「おいしいごはんのためならば」 平松洋子

おいしいごはんのためならば

おいしいごはんのためならば

今までと全く毛色が違い分野であるが非常に満足の一冊だった。平松氏のエッセイは雑誌「dancyu」でよく読んでおり、「文章がうまいな〜」と思っていた。この本の良いところは、文章もピカイチだがその後に写真が登場するところである。例えば、ごはんを炊く釜は5種類お持ちのようで、目的や気持ちによって変えるそうである。イメージを持ってもらうためにも後から出てくる写真は非常に効果がある。
写真入りの「忙しい夜の食卓」はちょっと感動。知恵とちょっとした工夫でこんな風になる、という良い例である。それにしても写真がうまい。思わず食べたくなります。