真の平等とは

友人の紹介で知り合いになった方とのディスカッションをしました。先に映像でスウェーデン福祉事情を見せていただき、ブレストしながら近いうちに何らかのお手伝いが出来ないか模索する目的で。イメージとしてのスウェーデンは「福祉国家」の代名詞のような国であるが、一朝一夕でそうなったわけではなく、何度もチャレンジしながら今の形になったとのこと。その今ですら、発展途上の状態であるそうである。
文化の違いで言葉を意味することが違うと言うことはよくあるが、スウェーデンでの「平等」とは日本の「平等」と大きく違うと感じた。障害者と健常者の差を埋めるために手を差しのべる(日本では何かを免除したり、補助を出したりするが)のではなく、両者のハンデを無くすインフラを整え、権利と義務を同等にする。実際に雇用1万人の企業で、その9割が障害を持つ人たちで運営しているところが現実的にあるそうである。人口比で考えると日本で考えれば、13万人を雇用していることになる。発想の転換というレベルではない。そんな中、自分で何が出来るかじっくりと考えていこう。