「フライ用ソース」

dancyu (ダンチュウ) 2008年 06月号 [雑誌]

dancyu (ダンチュウ) 2008年 06月号 [雑誌]

今となっては「dancyu」は数少ない楽しめる雑誌である。20代は本当に雑誌にかなりの額を投資(?)していたが、最近は馬鹿馬鹿しく感じ、余程でないと読む気すらおきない。今月は「フライ」特集。メタボと言われようが、メンチ、とんかつ、アジフライはソースとの相性で更なるうまさを引き出す。
以前の会社のオフィスが代々木公園にあったので、行きつけの店には「ハチ公ソース」があり、アジフライに「フルーツ」と「ウスター」を順番にかけて食べた(こう書きながらその味を思い出される)。今回の「dancyu」には「トキハソース」が出ていた。どうも東京で一番古いソース会社らしいが、学生の時に住んでいたマンションのすぐそばで、結構ソースのにおいが漂っていました。余談ですが、この会社の駐車場らしき場所にはメルセデスフェラーリランボルギーニと高価な車が止まっていましたね。
ちなみに私の実家は醤油の香り(?)が漂っている街で、みんなから「駅に降りると醤油くさいよね」とよく言われたが私の鼻は全く感じなくなっていた。学生時代にたまに実家に帰るとみんなが言っていることが初めて分かり、随分と時間差がある理解をしたことがある。そうそう、その街のスーパーに並ぶソースは「デリシャスソース」がかなりの幅を占め、家のソースも自ずとこれを使っていた。高校時代に友人宅に泊まりに行き、「ブルドッグソースなんて珍しいソースを使っているんだね」と答えたら、他の友人を含めて唖然とされました。そう、その街で育った私が特殊だったようです。