本を読むということ

もう随分と前になるが仕事を通じて親しくなった友人と食事をしている時に、その友人が小さい頃に父親に言われた話を聞いた。「せめて1週間に1冊は本を読みなさい。それでも年間50冊しか読むことが出来ず、世の中に出されている本の量に比べたら微々たるものだ。それでも読まないよりは遥かに良い。」妙に心に引っ掛かり、「年間50冊」の目標を掲げた。週に1冊と思うと決して無理な量ではないが、「酒の付き合い」や「ビデオ・DVD」といった「出来ない理由」は自分の中にたくさんあり、意外と苦戦した。
他の長期戦対策同じように、小さな結果を見える形にした。フリーウェア(本当はカンパウェアかな)の「私本管理」で読んだ本の記録を付けるようにしたら、読破した本の数が増えていくことの喜び(?)が得られ、今でも読んだ本はこの私本管理で記録している。(私本管理の)もう一つのメリットは同じ本を買わないことである。笑う人もいるかも知れないが、過去に何度となく同じ本を購入し、数十ページ読んだところで「あれっ!」と思うことがあった(もっと前に気付け、という声が聞こえてきそうだが)。お陰で目標の年間50冊を達成することが出来た。
翌年は年間100冊という無謀とも言える目標を掲げ、チャレンジしてみた。もうこの頃になると、読むスピードも速くなり、コツも身につき、本を読むことが習慣化してしまったため、無理なくクリアした。
昨年は約200冊までいったので、今年からは読んだ本の印象をこのブログで書くようにした。レビューではなく、あくまでも「どう感じたか」を中心に書いている。レビューはAmazonを見れば良いので・・・・。

本をたくさん読むことはたくさんの知識に触れることが出来るだけでなく、いろいろなものに触れて感じるアンテナが敏感になります。幸せを感じるチャンスが増えます。先の目標は「良い文章を書きますね」って言われたい。それには文章力だけじゃなく、「人として」の方が先かも知れませんね。