季節柄、野川の鯉がどんどん上流へと移動を始めた。野川は決して深い川ではないので、場所によっては体の半分以上が水面から出てしまい、水面に浸かっている部分の下は「石」というところも珍しくない。「痛くないのかな」と思うのは人間だけだろうか。見ていると生命力の力強さを感じる。実際に長寿に分類される種のようである。
桜が咲いたのがこの前、と思っていても、季節確実に初夏になりつつある。それを感じさせる様子だった。