「好きよ」 柴田よしき

好きよ (文春文庫)

好きよ (文春文庫)

タイトルとは裏腹に、島に伝わる伝説がキーワードのホラーミステリー。「好きよ」と一言だけの遺書から始まり、最後にこの遺書の意味が明かされる。個人的にはもう少し愛果の想いが表現されていた方が良いのではないか、と思った。登場人物それぞれに「好きよ」の意味を持たせる意味でも残念でならない。