電子マネーに思うこと

最初に立場を明らかにすると、私自身は「電子マネー賛成派」である。
実際に携帯電話の中には「suica」、「edy」を始め、「ANA」、「ヨドバシカメラ」など携帯電話で利用出来るものは利用している。特にモバイルsuicaはJR、私鉄だけではなく、地元を走る小田急バスPASMO対応したことで、本当に活躍の場が広がった。同じ停留所には京王バスも来るのであるが、こちらは7月対応予定ということで、こちらが来た場合は小銭入れから現金を出さなければならない。
私自身は通勤も仕事での移動も駅の改札で携帯をかざすため、何となく周りを見ているがまだまだ携帯での利用は少ないようである(主観的かも知れないが)。カード型のsuicaPASMOを利用している友人たちに聞いてみると、「携帯を落としたら」や「携帯にお金はちょっと・・・・」と不安が先行してカード型を利用しているようである。私自身、携帯を落としたり、壊した経験が無いので、携帯に電子マネーを入れておくことに抵抗はないのであるが、個人的な価値観としては不安よりも利便性を優先して利用している方である。

しかし便利な一面だけでは無いようである。
今朝は踏切内に人が入ったとかで、電車が大幅に遅れ、来た電車もとてもではないが乗れるような状態ではなかった。そのため、一時的に駅から待避して時差出勤しようとして改札の駅員さんに質問してみた。
「(携帯を見せながら)一度、出たいんですが、どういう処理をすれば良いですか?」
「それはJRの駅じゃないと処理出来ないんですよ。うちじゃ、ダメなんです。」
「?!」(電車に乗れないから駅から出たいのに、どうやってJRの駅に行けというのだろうか)
(その間に逆側の電車から降りた人が、遅延証明書やら何やらで駅員さんも対応に追われ、私は横でその集団が過ぎるのを待つ)
「(もう一度)一度、駅から出たいんですが・・・・?」
「ですから、処理できないんです」と繰り返すばかり。
ふと駅員さんも言っているのが変に思ったのか、そのまま出てくださいと、出してもらうことが出来た。

Webサービスは未完成でリリースし、ユーザの反応を得ながら最終形に持っていくのがベターと言われているが、現場の運用が必要なサービスはもう少し準備を整えてから実行して欲しいものである。