父親参観
年長の娘の最後の父親参観に出席した。あいにく天気は途中から雷を伴う雨。
昨年、一昨年と幼稚園主催の父親向け講演が非常に「気付き」のあるものだったので期待して参加したものの、残念ながら今年は今一つというのが正直な感想である。
話を簡単にまとめると、
- 子供を叱る場合には2つの側面があり、行為の否定と人(格)の否定がある。そのため、良く考えて行動を起こすべきである。
- 子供と接する時に一番してはいけないことは、無視する態度である。「無視」には肯定も否定も含めて愛情を感じないため。
- 新たに下の子供が生まれる時には危機をむかえる。
症状として、
- 赤ちゃん化
- 悪い子化
- 良い子化
この場合、「良い子化」は後々に大きく問題になることがある。自分自身を押し殺してしまうため、友達の間で「付き合いにくい」→「不登校」、精神的ストレスなどに結びつく可能性がある。
- 家族=仲間=健康
ここでいう「仲間」とは親子での「子供っぽさ」の共有である。そのためには、子供とだけではなく、夫婦でこれが出来るかがポイントになる。
夫婦三点セットをお勧め
- 手をつないで歩く
- 手をつないでTVを見る
- 玄関先で抱きつく
- 子供が問題を起こした時には、家族の中での問題を知らせる警告と思った方が良い。
- 自分自身の中で、「良い状態の自分」と「悪い状態の自分」の両方を認める(受け入れる)必要がある。
ちょっとどうかな・・・という点は、
- 親子のコミュニケーションの密度を語るのに、粉ミルクの消費量カーブと道路の舗装率の関係を例に比較するのはちょっと無理があるのではないか。
- 説明をするために黒板に書く字の書き順が間違っているのは、説得力に欠ける(その後、漢字も間違っていたが、後で気付き、直した)。
- 少女院という表現をしたが、通常は女子少年院であり、これも話の内容の価値を下げる要因である。
もう一つ。
人前で話す場合には、声の質は重要な役割を担う。
自分自身を省みて、考えさせられる時間でもあった。