2011-03-29から1日間の記事一覧

初期の白川作品に漂う緊張感を今ここに 『祈る時はいつもひとり』 白川道

"祈る時はいつもひとり〈上〉" (白川 道) 1000ページを優に超える大河は睡眠を妨げ、いまちょっとした疲労感と興奮の後味だけを残している。ハードボイルド、経済小説、恋愛、友情などカテゴリーやラベルは全く意味がなく、単に白川道作品ですべての説明がつ…